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東洋プリディア株式会社

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公開日: 2024-07-22

更新日: 2024-07-24

【会社案内の制作】Webサイトとは別に紙の会社案内が必要なワケ

執筆者

こんにちは。デジタル全盛の時代にペラペラ紙をめくることの大好きな ディレクターの純米です!

ページ物なら私だ!というスタンスで登場しております。

最初にお聞きします。
紙の会社案内は今でも必要なものでしょうか?

結論から申し上げると…必要です。

昔(昭和)の営業マンは、カバンの中に自社の会社案内を社名入りの封筒とともに持ち歩いていました。もの言わぬ会社案内ですが、営業活動の合間の飛び込み訪問で、新規先の会社に上がり込んだ営業マンと、突然押しかけられた担当者の方を繋ぎとめて商談に発展させる役割を担っていました。

時代は平成・令和と移り変わり、情報セキュリティが強化された結果、営業マンが飛び込みと称して担当者のデスクまで押しかけるような光景はなくなりましたが、担当者に会えなかった営業マンが持参した会社案内は、無念の営業マンに成り代わり、会社情報を伝える役に変わっていったのです。

では、役に立つ会社案内とはどのようなものでしょう?
オーソドックスなもの、変わった体裁のもの、イラスト多めのもの…

会社案内で押さえるべきコンテンツとともにスタンダードなスタイルを紹介していきます。


1.その会社案内は誰に向けたものですか?どのように使うものですか?



会社案内を作ろう、会社案内を改訂しようという場合、まずは作成する(改訂する)理由を明確にしましょう。その理由とともに定義づけるものが「誰に向けた案内書」、「どのように使う案内書」という要素です。



会社案内という名前は同じでも、誰に何を伝えたいかで変わります。



例えば、

〇会社の認知度を高めて販路を広げたい
     ---------会社の事業紹介や取扱品目を中心に展開

〇仕入先、取引先への信用を高めて業務の安定
     ---------会社の業績またはビジョン・ポリシーを見せる

〇人材を増やして業務の平準化を計りたい
     ---------ワークスタイルや社員教育の紹介で安心感を与える

大雑把ですが、上記のどれに主軸を置くかだけでも会社案内の表現は異なってきます。とはいえ、大半の会社では対企業向けの会社案内をベースにリクルートの要素を盛り込んで、一種類の会社案内を多用途で使用しているのが現状です。



2.昔作成した会社案内をそのまま使っていませんか?



会社案内を定期的に改訂している会社は数少ないです。一般的に名前の知られた大企業でも、前回作成時から数年くらいは間が空いているのが一般的です。
ということは、掲載しているコンテンツが最新ではないことが多いです。

一般的な会社案内は中綴じ製本で作成されているため、沿革などの情報が数年前で止まっているものも少なくありません。ただ企業にとって古くなった会社案内で困ることは、自社の紹介をする際に、新しい事業内容が載っていない場合や、最近できた部署についての説明が掲載されていないケースです。

沿革の年数が止まっていることが発覚しても大きな痛手にはなりませんが、事業内容が正しく伝わらない、最新の会社組織が伝わらないなどは会社を運営する上で大変困ります。
ホームページを更新していれば大丈夫!という考え方もありますが、手元にあって目についたらすぐ閲覧できる紙の会社案内に比べて、探さないと閲覧の機会がないホームページ特有の不利な部分が露呈します。


3.よく見ると何を伝えたいかわからない意味不明のページがありませんか?



会社案内も通常のパンフレット同様4ページ、8ページ、16ページ…というように紙の全判を効率的に使うページ数で設定されることが多いです。
例えば全体を16ページで構成するとして、導入ページ2ページ、社長挨拶と企業理念で2ページ、事業紹介で4ページ…という感じで掲載内容と必要ページを決めていきます。

最初は順調でも、最後数ページ余ってしまって悩んだ挙句、部署紹介が想定以上に広がって、内容は薄くて画像がたくさん入るページができてしまうケースや、企業理念や業務案内、グループ紹介、などの情報はやたらとコンパクトなのに、導入ページは一般の方が知らないような英文コピーとともにCG画像が見開き一杯に入る、というような情報バランスが悪い仕上がりの会社案内があったりしました。

最近は少しでもわかりやすい表現で情報を見やすく掲載するのが一般的になり、抽象的なイメージ画像が先行して、具体的な会社情報のスペースが物足りないような気がする会社案内は見かけなくなりました。また、CSR(企業の社会的責任)活動やSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みなど、会社のイメージアップに繋がる情報が増えてきています。



会社案内として押さえておきたい内容とは?



会社案内のスタンダードな掲載内容は、企業理念やビジョン・業務案内やサービス内容・主な取引先やネットワーク・会社概要や沿革・部署紹介やワークスタイル(先輩社員の声)そこに前項目で紹介したCSRやSDGsなどがあげられます。
ここで注意したいのは、紙の会社案内に変動要素の高い情報を細かく掲載するよりは、概要程度にとどめておいて、巻末をポケット仕様にした中に詳しい内容を網羅した別紙を入れて差し替えを可能にする方法や、2次元コードを読み込んでもらってホームページへ誘導する方法もあります。



4.色は、デザインは、自分の会社を表現できていますか?



デザイナーから〇〇会社様のデザイン案です、と提出された際に、まず気になる部分はどこでしょうか?使用されている画像であったり、デザインのテイストであったり、どれも大切な要素ですが、最初に印象を左右するのは使用されている色であることが多いです。

色それぞれには特有のイメージや心理的効果があり、使われている色や配色により、人の感覚や感情に影響を及ぼします。
色の持つ力を企業のイメージ戦略に結び付け、コーポレートカラー(企業を象徴する色)というものを規定している企業があります。そういった企業の会社案内に使用されている色は、コーポレートカラーを中心に使っているか、コーポレートカラーを引き立てるようなデザインが採用されていることもあります。

自社の会社案内のデザイン案が提出された際は、自社のカラーが使われているか?自社のイメージと合うデザインになっているかを見ていただくことが大切です。


5.まとめ

今回の記事でご担当者様が、会社案内を制作する際に陥りがちな問題点に焦点を絞って記事にしてみました。
今回のポイントをまとめると、次のとおりです。

・会社案内を作成する(改訂する)理由を明確にする
・作成した会社案内は適時に改訂して情報を新しくする
・イメージ先行ではなく載せたい内容をしっかり見せる
・色やデザインは会社のイメージ戦略

いかがでしたか?
会社案内の制作はリピートが少なく、担当される方がその都度違うことがよくあります。
お読みになっている方は、今まさに制作中、または準備中という方で大変な思いをされてお仕事をされていると想像します。
そのような方々の解決の糸口に繋がれば幸いです。

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                                    など

制作・印刷だけでなく、ご担当者様をサポートして、お困りごとに対応できるノウハウがあります。ご興味がございましたらご連絡ください。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!