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東洋プリディア株式会社

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公開日: 2024-08-30

更新日: 2025-12-18

箔押し・エンボス…特殊印刷ってどんなもの?

1.特殊印刷とは?

特殊印刷とは、特殊なインキや素材、加工技術を使った印刷技術のことです。一般的なCMYKインキやトナー、インクジェットプリンタなどの印刷に対して、「その他の印刷」の総称が特殊印刷、と考えると良いでしょう。特殊印刷の種類は様々なもので、表現したいことによって使う特殊印刷の種類は変わってきます。

2.特殊印刷の種類は実はたくさん!代表的な特殊印刷を紹介

特殊印刷には数多くの種類があります。その中でもよく使われる代表的な加工方法とその効果的な使い方をご紹介いたします。

金や銀がキラキラ輝く「箔押し」

金箔や銀箔などの「箔」を、熱と圧力によって紙に転写する加工です。
箔押しは金や銀だけではなく、非常にたくさんの種類があるのも特徴です。同じ金や銀でも、光沢のある箔押しの他につや消しの箔押しのものもあります。さらに、カラーメタル箔やホログラム箔、透明箔、白箔など、印刷物の雰囲気や用途によって、さまざまな箔押し印刷が活用されています。

【効果的な使い方】
 華やかな印象になるため、社名やタイトルなど、一番目立たせたい部分にポイントで使用すると◎

手触りの変化・耐久性が増す「表面加工」

印刷物の表面にニスやフィルムなどのコーティングを施し、見栄えや強度を上げる加工のことです。表面加工にも様々な種類があります。

【効果的な使い方】
 パッケージや飲食店のメニュー表など耐久性を高めたい印刷物に使用すると◎

①PP(ピーピー)貼り

印刷物の表面に薄いポリプロピレンフィルムを張り合わせる加工です。印刷物の表面保護だけでなく、印刷物の耐久性や体水性、耐熱性などを上げることができます。ラミネートフィルムを想像すると分かりやすいはずです。光沢感のあるグロスPPと、つや消しのマットPPがあります。画像は左上がマットPP、右下がグロスPPです。


②ニス加工

印刷後にニスをコーティングする加工です。グロスニスでは光沢感を、マットニスでは非光沢感を与えます。また、インキのスレや摩擦に強く、色落ちを防止することが可能です。 PP貼りに比べて耐久性は劣りますが、安価かつ短納期で表面加工が可能です。


③ホログラムPP

光の角度によってキラキラと光るフィルム素材を使用した加工です。小さな丸模様からハートや星まで様々な模様があります。

デコボコな手触りが魅力的「エンボス加工」

紙にデコボコをつけて、浮き出して見えるよう立体感を出す加工です。手触りも楽しめることができるようになります。

【効果的な使い方】
 高級感を出したいものや、指で触れることの多いポストカードに使うと◎

印刷をよりくっきり、はっきりと「ホワイト印刷」

ホワイトインキ(白インク)を使い、濃い色や透明、アクリルなどの素材の上に白で印刷を行う方法です。下地の色に左右されないため、通常の印刷と比べて発色が良くなります。

【効果的な使い方】
 はっきりと色鮮やかに見せたいクリアファイルなどに使うと◎

形を変化させる「抜き加工」

紙を様々な形状にカットする加工です。一般的には刀のついた抜き型を作り、用紙に当てることで型通りの形に仕上げる「トムソン加工」と呼ばれる方法が多く採用されています。クッキーの型抜きを想像してもらえると分かりやすいと思います。 面白い工夫やインパクトのある印刷物を作ることが可能になります。

【効果的な使い方】
 カフェショップならコーヒーカップなど内容に沿った形のチラシやカードを作ると◎
 内容を読まなくても一目で何に関する印刷物なのか伝わるものになります。
 また、会社案内にスリットを入れて名刺が入るような加工も◎

3.用途別のおすすめ特殊印刷

ポスターや名刺などを作成する際にどういった特殊印刷を行うと効果的なのでしょうか?印刷物別に、おすすめの特殊印刷を説明します。

ポスター

長時間貼られるポスターは耐久性を高めるために、PP貼りを行うとよいでしょう。また、一番目立たせたい部分に箔押しを行うことで、より多くの人に注目してもらいやすくなります。

名刺・ショップカード

エンボス加工や抜き加工を施すことで、触って、見て楽しい名刺・ショップカードに。多くのカードの中でも目立つため、より覚えてもらいやすくなります。

カタログ・パンフレット

表紙にホログラムPPや箔押しを行うことでインパクトのあるものに仕上げることができます。高級感を出したい場合はエンボス加工やマットPPで落ち着いた雰囲気に。「手元に置いておきたい」と思わせるカタログやパンフレットを作成することが可能になります。

4.まとめ

いかがだったでしょうか? 特殊印刷は様々あり、表現したいことによって使う種類は変わってきます。そのため、用途や目的に合わせた適切な印刷方法を選ぶことが重要になってきます。 今回のポイントをまとめると、次のとおりです。

● 箔押しや表面加工などは、用途や与える印象にあわせて
● 耐久性を増したり、色落ちを防止したいなら表面加工
● エンボス加工で紙に立体感をつけて手触りにも工夫を
● 形を変化させる抜き加工でインパクトのある印刷物に

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以上、最後までお読みいただきありがとうございました!